一人一人の選手が好きというよりはチームに惹かれこれまで愛し続けてきた大洋ホエールズ,横浜大洋ホエールズ,そして横浜ベイスターズ。
でも,その中で特別な存在だった一人の選手がいる。江尻選手や松原選手,鈴木尚典選手をはじめとした1998年のメンバー,そして番長!三浦大輔投手,そんなスター選手じゃない。ひたむきで野球を愛し続ける永遠の少年。
九州国際大附属高校時代の活躍も覚えている。甲子園で8打席連続ヒットを打ったのもその場で見ていた。
強肩強打のキャッチャー。ピッチャーからのワンバウンドに向かう姿が熱い,捕球してから送球する時の姿にしびれる。その彼がベイスターズにドラフト2位で入団したときは本当にうれしかった。信じられなかった。
一昨年,三浦大輔投手のラストゲーム。僕はハマスタのライトスタンドにいた。彼は泣きながら番長の球を受けていた。その涙は外野スタンドからもはっきり分かった。彼は誰よりも番長のことが好きなんだ。
人なつっこく,誰の心にもすっと入ってくる野球少年。今年,彼が書いたメッセージは「優勝して号泣!」。チームのことを第一に考えるキャッチャー,高城俊人。
ジョーが,きょう,ベイスターズを去った。突然,火が消えたよう。32番のユニホームはここにあるのに。
神様,高城俊人と出会わせてくださってありがとうございます。