夏の夕暮れはさみしくて

息をのむ。あまりの夕景に軽トラをとめてしばし空を見る。

子どもの頃は30分でも1時間でも空を見ることができていたけれど,大人になってからは空と語ることが少なくなった。

だけど,夏の夕景はちょっとちがう。いつまでもいつまでもここにいたくなる。

子どもの頃に帰れるのは夏休み。夏は子どものもの。だから,大人になった今も,夏だけは子どもに帰れる。

そう,子どもの頃も夏の夕暮れはさみしかった。明日も夏休みが続くかなあ,って思いながら歩いていた。

そんなことを思い出す夏の夕空。僕の部屋の丸窓からの夕景。

神様,ぼくはきょうも元気です。