旅立ちの日に

きょうは、佐賀大学の卒業式。今年は主役不在。

だから、達富研究室で卒業式。11時から。

「5人のゼミ生、卒業おめでとう。あなたたちのこれからに祝福がありますように。」

午前11時。研究室に足音。ノックの音。そして、とびっきりの笑顔。ゼミ生たちがやってきた。「たつゼミっ子」。これが僕のゼミの通称。

式が行われなくてもきょうは卒業の日だ。この晴れ舞台の主役は君たちなんだ。式ができないことも分かる。だけど、一生で一度の「きょう」。僕はいつものシャツにいつもの上着、だけど、とびっきりの気持ちでゼミ生を迎えた。

おめでとう。旅たちの日だね。

ゼミっ子からの贈り物は、、、、

「洋二の酒」。鹿児島県霧島市の佐藤酒造の「黒 佐藤」が特別な瓶に詰められている。そういえば、このゼミで焼き鳥に行くたびに僕が飲んでいたのは「黒 佐藤」。覚えていてくれたんだ。ありがとう。

あやか、なな、なつみ、まなみ、さき。5人のたつゼミっ子は、僕のたからものだ。ゼミでは語り、聞き、笑い、そして綴ってきた。僕たちのゼミ文集「葡萄の木」はたつゼミの軌跡だ。

click → 2020 03 24 葡萄の木 08

さあ、春の空に舞い上がれ、夏の空を包み込め、秋の高い空に飛び上がれ、冬の空を彩ってやれ。たつとみゼミは洋々と果てしなく広がっていくよ。

学び舎に別れを告げて青空に羽ばたく5人。きっときっと、大きな祝福が待っている。

いつでも帰っておいで。