旅たちの日に

きょうは佐賀大学の卒業式。たつゼミからの4名の若者が旅たつ。

いつもの道が輝いて見える。

ということで,そわそわしながら研究室にいた。本は開くけれど読みたいわけじゃない。廊下の足音の聞き分け,ゼミに来るときの4人の音を探す。

来た!

なんともはなやかだ。もう笑みがこぼれるこぼれる。そこで,卒業証書授与。

「えっ?」卒業証書は君たちがもらうもの。

それなのに,僕がもらってしまった。「ありがとう」ほんとうに。しかも,贈り物まで。

なんにもしてあげられなかったのに,とは思っていないけれど,もっともっとかかわり合いたかったのは本当。大きく旅立ちなさい。なりたい仕事に就くだけではなく,望まれた働きができるようになりなさい。生涯,最後の担任のたつとみせんせいはずっと応援しています。

桜って,やっぱりはなやかで艶やかで,そして悲しくって。この季節になくてはならない花。

神様,4人の学生に出会わせてくださってありがとうございます。