島立ち

嬉しい時には友に喜び
悲しい時には友に哀き
私はとんな酒に生りたい

こんな言葉が綴られた焼酎「島立ち」が届いた。

蓋を包んだ紙には「酒はもう十分だと言うかもしれないが,最後にもう一杯だけ飲みたまえ友よ。」とある。

飲む前からすでに言葉に酔っている。鹿児島県甑島の酒だ。芋は中学生が育てている。一緒に「六代目百合」も。

我が家の焼酎棚。四合瓶は,喜界島からはじまって,三岳,水ノ森,白波,燻枕崎に一どん,鹿児島がずらり。そして磨き大島から五島灘へと長崎の焼酎がにぎやかだ。

一升瓶は,石楠花から三岳,愛子,魔王,六代目百合に島立ち,村尾,真鶴,島娘。

酒が好きだけじゃない。酒の向こうにいる友が好きなんだ。酒に集う仲間が好きなんだ。杯を交わす言葉がたまらないんだ。

イエス様,葡萄酒もいいですが,焼酎もよかですよ。