旅の重さに

何年ぶりだろう。書店で背表紙に酔っている。

この2年はネットでしか本を買っていない。だから、書名へ一直線だった。もちろん、背表紙くらべなどできない。

きょう、AMUの紀伊國屋。やっぱりいい。背表紙は心の友だ。魅力ない書名などない。どうしてこのタイトルなんだろう、このタイトルにたどり着いたのはどんな構想からだろう、これ何?僕の頭は《問い》だらけだ。

いい。やっぱり本屋はいい。僕はこの空間が好きだ。

さて、腹がへった。

この店が好きだ。

まだ、いける。

この店も好きだ。

今夜の部屋は自分の部屋のようだ。

旅の重さは心地いい。