暮らしをたどる

僕は廃線が苦手だ。だけど,いつまでもここにいたくなる。

僕は廃校が苦手だ。だから,写真は撮らない。今朝も東洋小学校の玄関に立ち,手をふって別れてきた。

僕の旅は暮らしをたどる旅だ。

暮らしに鉄道は欠かせない。小学校は暮らしの宝物だ。暮らしの風景に僕は溶け込みたい。

日高の海に昆布漁。

日高の砂利の上に昆布の川。

岬に建つのは昆布小屋か住まいか。

きのうの落陽からこの朝日まで,お日さまを独り占めした僕は,なぜここに居るんだろうと問いながら旅を続けている。

神さま,きょうも一日ありがとうございます。賛美と感謝のうちにきょうを生きます。

2022年9月3日 | カテゴリー : 旅の途中 | 投稿者 : Paul.TATSUTOMI