かがめる教師に

かがむ。声を聞くためにはかがむこと。

かがんだとき,どこを見つめるか。もちろん,子どもの目。

いや,ときどき,一緒にノートを見ることも,作品を追いかけることも,大事。

そして,何を見るわけでもなく,ただただ,子どもの声だけに集中することがあってもいい。

目を見つめ合ってやりとりすることも大事,
だけど,教師の目のメッセージのない,声だけで考える,
ほかに何もたよらない自分の心と考えだけでことばを伝える,聞く,
そんな時間もあっていい。

だけど,そばでかがんでいる。

かがんでいるけれど,そばにいるんだけど,今は声でつながる。

そんな関係もいい。

かがめる教師,かがめるからこそ可能になる「あいだがら」って,きっとある。

かがむこと。この誠実な動きのもつ奥深さにこれからも学んでいきたい。