被造物の声を聞く 僕の大好きな大村湾。 潮、風、光、潮騒、香り、やわらかな水、唇にはじく汐の味、 言い尽くせない神さまからの贈り物。 そんな浜に、お菓子の袋が流れ着いている。 誰かが捨てなければここには来なかったのに。ちゃんと持って帰ればよかっただけなのに。 神さまに掃除当番までさせるつもりはない。 被造物の声を聞く。そんなあたりまえのことができていない僕がいる。