水曜日の駅

朝6時、出水駅。まさかと思ったら、やっぱり立っていた、大きな壁男。しかも、ぬくぬくの袋を持って。

「兄、夕べの土産のたまごで細君が卵焼きをつくりました。鶏飯の出汁でつくりました。残りは自分の弁当です。」

泣けるじゃないか。留美さん。

始発の新幹線はとびっきりの朝ごはん食堂になった。

そして、家に帰ってもう一つの包みをあけてびっくり。

手づくりのケーキと手紙。

「洋二兄」のことばがここにもそこにも、昨晩も今朝も。

ありがとう。ばかもん、壁、大男、いろいろ呼んでいるけど、愚直な壮にまた会いに来るけん。