どんな脳みそなんだろう。どんなふうにその脳みそを動かせばそんなことが語れるんだろう。そもそも,この人たちに分からないことはあるんだろうか。
ぼくはずっとそんなことを考えていた。
文部科学省の方の話はある意味で痛快だ。悩んでいた半年を一瞬に晴らしてしまう。賢い人たちの語り合いはもちろん愉快だ。難しいことを難しいことばをつかわずすとんと落としてくれる。
あんなふうになれたらいいのになあ,なんて,わずかでも思った自分が恥ずかしい。ぼくには届かないところで明日が語られている。ぼくはそのおこぼれをちょうだいし,今日と明日をつなぐことに一生懸命になろうっと。
そんなこと思いながらの帰りの新幹線。ビールを飲む気にもなれないよ。