きょうは日が落ちるまで、いや、日が落ちてもなお玄関をみがいていた。朝からなんやかんやと動き続け、庭掃除、みぞ掃除、草払い、クルマ掃除を終えて、最後は玄関をみがき続けていた。デッキブラシで。
デッキブラシといえば魔女の宅急便を思い出す。「あのデッキブラシ、わしが貸したんじゃぞ!」のセリフが大好きだった。そんなことを思い出しながら、ずっと玄関をみがいていた。ここ20年ほどのことを思いつくままに考えながら。
やりたいこととできることが重ならない。このもどかしさ、この憤り、このやるせなさ、このいらだち、このはかなさはなんなんだろう。とりわけこの4年ほどの落ち着き悪さは何処から来るんだろう。
僕の本当、本当の僕は何処にいるんだろう。お正月前日は自分が小さく見える。