神様,きょうも朝を迎えました。ありがとうございます。
僕は朝の運転中,お祈りの言葉を口にする。それほど長いものではないが静かな気持ちになれる。右手に大村湾が見え出すと「与えることで与えられ」のフレーズになり,やがてそれは終わる。
今朝は心が曇っていたせいか言葉が湿っぽかった。そんなときは,もう一度と息を吸ってからはじめる。
こんな日は自分の唇からこぼれる言葉にさえ悲しくなる。そんなとき,僕は遠い空を眺めることにしている。光る海を見ることにしている。
帰り道。目を細めたような,笑った口のようなお月さん。神様,きょうも一日をありがとうございます。
こんな夜は,フーテンの寅さんのメロディで替え歌を歌いながら寄り道。この自作の替え歌。我ながら自分の人生を上手く綴れたもんだと気に入ってる。
♪
曲がったことを許せぬために
無礼な奴だとたたかれる
何処吹く風と旅に出るけれど
話しかけますお月様
道草食うのがおれの道
飲んで語って
飲んで語って友を待つ
友を待つ
♪