365日、朝の来ない日はないんだから朝が来たからといってときめいてばかりいられないけど、やっぱり、朝は神様ありがとうございます、からはじめたい。
神様、きょうも一日をありがとうございます。
きょうはJRで東へ。朝の特急の中に届いた壮からの便り。年明けの予定。すでにJRの切符も手にしたとのこと。何気ない便りから元気をもらう。壮のように人にあたたかさとやわらかさを授けられる人になりたい。
博多乗り換え。いつもののぞみ20号の9号車のいつもの窓際。そろそろ海の底のトンネルを走る。
この窓からの黒い景色を見るのがいつもの僕のやり方。何が見えるわけではない。窓に映るのは自分の顔や通路向こうに座るスーツ姿。
見えるはずのない馬関を泳ぐ魚の群れを思いながら、トンネルを出た時に真っ先に見える右手の低い山を待つ。アポロチョコのような形をしたこの低山はその周りの山々にある鉄塔をもたない。周辺の小山が見事に電線でつながれている中、アポロだけはその中央でやけにのんきそうにしている。それがいい。
さて、きょうもアポロを見届けたことだし、鞄に入れてきた全集の第7巻の続きでも読もうかな。
ということで京都に到着。