祈りの島、上五島

さあ、はじまる。上五島、紺碧の会。

南風が強い今朝の五島灘。

30年前の海を思い出す。こんなときは船と身体をぴったりくっつけるに限る。ということで、じゅうたん席を選んだのは大正解!

五島灘。まぎれもなく、僕はいま、祈りの島に近づいている。これから小さな小学校の大きな学びにふれ、夜は教え子のさばく魚に舌鼓。明日の朝は静かな集落のミサに与る。

五島。僕にとってとても大切なところ。

馴染みのスーパーが見える。そして,懐かしい男が見える。

あいにくの南風。彼の演出もなかなか上手く運ばない。

「もう,よかけん!」

小学校も迎えてくれる。

校長室は地域や縁のあたたかさで満ちている。

授業に背筋が伸びる。ふたりの5年生とふたりの6年生が同じ教室で学ぶ。

子どもの学びに教室のサイズは関係ない。ひたすら学ぶ姿はどこでだって同じだ。心洗われる思いで小学校を後にした僕は,前回とは違うコースで宿に向かった。

明日の朝に与ります,と約束してがぶ飲みへ。

この男。「よか男」過ぎにつき要注意。

五島ならではの魚。酒,そして「かっとっぽ」。

家族にも包まれ,僕も花ちゃんも大満足の上五島の夜。

2019年11月14日 | カテゴリー : 恵みに満つ | 投稿者 : Paul.TATSUTOMI