なんだか久しぶりに旅に出る気がする。きょうは大分。だけどまずは有田で降りてみた。この景色にこの鞄、絵になる。やがてはこの駅の木造駅舎も取り壊されるんじゃないかと思うと、こんな途中下車も大事な道草のように感じる。
さて、今日のお宿は高等温泉。
あまりの安さと落ち着きは昭和というより大正。
お風呂も風情あふれている。
旅の景色はただそれだけで美しい。その時間に身を置いている自分に満足している。
大分の仲間たちと研究を肴に話し込むのも楽しい。ああだこうだが途切れない。時間は流れるように過ぎていく。
と、帰り道の別府行きのホーム。
あの青い姿は少し前まで大村線を走っていたキハ。こんなところにいたのか。感慨深い。
そして手前の黄色は確か枕崎線で世話になったはず。何年ぶりだろう。
人と人、暮らしをつなぐ列車の旅にもうしばらく身を委ねるつもり。