授業は私のもの,って生徒が言っている

いい一日になる。

まちがいない。

はじめまして。のあとはもちろん気持ちのいい緊張感。生徒もきちんと座っている。

単元びらき。僕はとにかく丁寧な授業をめざしている。

「じゃあ」のことばで,生徒が動き出す。

おいおい,「そんなに熱くなるの?『少年の日の思い出』の登場人物の整理だよ!」って感じ。

納得したら,すぐ座る。そして,僕の声に耳を傾ける。

気持ちのいい達成感。「じゃあ,足りないところ。もっといいこと考えたところ。確かめたいところをどうぞ。」

黒板のところに来る生徒。席で語り合う生徒。

だけど,教室はひとつ。みんながみんなの気配の中で学んでいる。僕はとにかく気持ちいい。

じゃあ,書いてみようか(言語活動のはじまり)。

「先生!」って,担任の先生を呼んでいるのかと思ったら,僕じゃん。
僕,絶対,かなりうれしそうな顔をしていたに違いない。

「また来ます。」の声を置いて,僕はこの中学校を後にした。

授業後,
こんなに幸せな気持ちになったのは何年ぶりだろう。
27人の生徒の名前,全部,言える。

神さま,きょうもいつくしみをありがとうございます。のぞまれた仕事の小さな役割を果たせた気持ちです。

I did Good Job!って感じ。