黒いパーカーを着て国語の授業

本年度,後期の初等国語科教育法Ⅱの11回目が終わった。いつもの黒いパーカーを着て1号館の階段を上る。「きょうで11回目かあ」と,休講なしの授業計画にほんの少し満足してるのもほんとう。

きょうで今年のこの授業はおしまい。来週12月24日は授業日の調整で木曜日の授業はなし。よかった。クリスマスイブに国語科教育法をやるなんて無粋。みんなのイブがステキでありますように。

だけど,この授業は本当にやりがいがある。

ある学生のシャトルシートに「授業の表面的なものだけを見ていたことが,この授業で明らかにされていくのですごくおもしろい。」と書いてあった。そんなふうに僕の授業をうけとめてくれていたんだ!と,うれしくなってしまう。

この授業に限ったことではないけど,授業が終わった日に,次週の授業予定を修正することにしている。大幅な変更をすることも多い。とりわけ,今年の中等国語科教育法と初等国語科教育法は手を入れることが多い。それは毎週毎週,週ごとに学生たちが授業レベルを上げている証拠。教室の空気が熱い。

いい授業をめざしている学生にはいい授業を通していい授業を学んでもらうのがいちばん。なんて,言いながらできもしないんだけど。ぼくは来年もそれをめざして1号館の階段を駆け上がるつもり。