島育ちの教師たち

「よう、兄弟!」また世話をかけるよ。と港に着く。きょうは待ちに待った授業。思い巡らし、きょうを心待ちにしていた。

教えるということは、教師が伝えたいことをすべて伝えることではない。教えるということは、子どもが一人でもできるようにすること。

その事実が目の前に繰り広げられている。授業という時間には学ぶ時間が必要だ。教えるだけではいけない。学ぶ時間のために教える営みがある。

小学3年生。45分間、学び浸っている。

学んでいる子どもはたくましい。

教えている教師は頼もしい。

そして、学び合い、成長する教師は輝いている。

「兄弟、帰るけん。また来るけん。

島原半島に着いたあとは、ちょっと寄り道してひと息。

馴染みの温泉できょうの「島学び」を振り返るのは至福の時間だ。

土産に連れてきたカラスウリを眺めながらの晩酌が楽しみだ。

神さま、きょうもいつくしみをありがとうございます。