湯島に育つ

兄弟船はきょうも湯島に向かう。

「兄さん、まずは大根を抜きに行きましょう!」

島のてっぺんに広がる大根畑。

兄弟、赤城ィに抜き方を習って、孤軍奮闘。

3kg超えの大物。

子どもみたいにはしゃいでる僕の向こうで兄弟が大根葉で湯島の土を落としてきれいにしてくれている。

なぜ大きくなるのか、なぜ美味いのか、謎の多い湯島大根を3本抱えて小学校へ。

歓待。なんて自分で言うのは変だけど、待ってくれていたなんていうのはもっと変だけど、帰って来たって感じ。

その後の校内研究会。1年生の単元づくり。熱い。

「国語ふつうになりました。」

これは、湯島小の仲間と僕とのひみつのことば。「ふつう」って、美しい。「ふつう」って強い。「ふつう」ってかっこいい。

帰りも兄弟船。

港に着いたら船長が缶コーヒーをごちそうしてくれた。

「また来ます!」

さて、帰り道はお決まりの雲仙の温泉場。

なにもかもが楽しくてうれしくて魅力的。

その中でもいちばんが「国語ふつう!」

神さま、きょうもいつくしみをありがとうございます。ふつうこそすべてをつくり出す恵みだと知りました。