北の大地を連れて帰ってきた。
僕が買って帰る土産はいわゆる「素材」が多い。今回は枝豆。これだけの量だから、ひとつずつ切って軽くおさえて、思いのほか時間がかかる。ただ、この時間がいい。
道を歩いてたら、大きな荷物を抱えたご婦人がおってさ、どがんしたかなって、声ばかけたらさ、なんて言わしたと思う?
旅の景色を妻にしゃべりながらの土産の世話の時間は楽しい。一段落したときは、いつのまにか僕のひとり旅は夫婦旅になってしまっている。
ということで、
僕の鞄の上に乗っかっていたあの二束の枝豆が、
こうなって
さらにこうなって
旨みいっぱいの枝豆。大地の恵み。
そして、「いいよ」校長先生が送ってくださったこれが、
こうなって
本当の甘みあふれるトウキビ。大地の恵み。
僕のきょうの小さな仕事。時間はかかったけれど、学び手のまなざしを思い浮かべながら丁寧にやり遂げたから、
小さなごほうび。労働の実り。
神さま、きょうもいつくしみをありがとうございます。乙戸さん、また会いたいです!