出島メッセで中学生と授業

心待ちにしてた。9月19日。僕は出島メッセ長崎で授業をすることに上品な興奮を覚えている。

昨晩から長崎に泊まり、もちろん美味しいものを食べ、そしてきょうは朝から神さまとの黙想。

港で生徒を迎える。

ここから、これから、中学生たちは長崎市内で体験活動を行う。そして、その振り返りを出島メッセで500字に書く。

僕も同行。暑い初秋の長崎で生徒たちは挑み続ける、楽しみ続ける、そして学び続けている。

さあ、本日、最後のプログラム。

学びには必要な立ち止まりと、それよりもっと必要な流れがある。結局、教師の仕事は立ち止まりをさりげなくつくり、自然な流れができるようにかかわることだ。

教材研究なんて大げさなことではない。子ども研究なんて白々しいことでもない。授業づくりとは子どもを愛することそのものだ。

50分間、僕は上品な興奮と静かな熱さと、そして、やっぱりここに帰りたい、こここそが僕の居場所だという郷愁の時間の中にいた。

授業、この尊い息づかい。僕は、生徒を運ぶ船が見えなくなることがあたりまえのようで、あたりまえでないようで、心の熱さを整理するのに時間がかかりそうだと思った。

魚中ロス。

神さま、きょうもいつくしみをありがとうございます。僕は教室にいるから僕であるような気がします。ありがとう、魚中、ありがとう、吉野さん。理想教育財団の応援もありがとうございました。

神さま、きょうもいつくしみをありがとうございます。