空より青いタオル

すてきなものが届いた。もう飛び上がりたいくらいうれしい。先日,藤崎台球場でであった青いタオルだ。このタオルを肩にかけ,このタオルを握りしめ,このタオルで涙をぬぐっていた3年生の後ろ姿はどれも美しかった。熊本の青い空よりももっと青いタオル。それはこの夏いちばんのさわやかさだった。

その青いタオルが今,ぼくの家のテラスに干してある。これから何度も何度も球場に連れて行くことになる青いタオル。きっと物欲しげに見ていた僕に気づいてくださっていたんだ。そっと送ってくださったT先生。包んであったレターパックの文字に惚れ惚れしながら,その包み紙も捨てられないでいます。