薩摩の春の風,今,此処に立ち 涼風

我が家の山桜が薄紅を空に透かした春分の日。鹿児島から壮と隆啓がやってきた。

彼らを迎えるのを楽しみに佐賀から昌志と長崎からキリもやってきた。だから僕は鯉の幟を空に泳がせた。

カヤックも楽しめるのがPENNY LANEのじまん。

いつものようにサッポロ黒ラベルが,のはずが,今回はちょっと違った。相手は薩摩男。ビールは2,3本ですませ,芋焼酎にうつった。本当に,あっという間に一升瓶がごろりと空になった。土産にもらったはずが,我が家の酒棚に並ぶ前に空いた。庭だけでの披露になってしまった。

飲んで騒いで,教室を語り,友を語り,仲間を誇りに思う。これが僕たちの飲み方。

お酒の隙間にほおばる「いちごさん」。これがまた最高に美味い。そして,鶏飯。壮の奥方が早朝からもたせてくれた逸品。僕たちは頬張るように流し込むように,だけど,しっとりとかみしめながら薩摩の味に酔った。あの雨の桜島以来の前田屋の鶏飯。美味い。本当に美味い。

帰り際,「鹿児島からの日帰りなんて,たいしたことないですよ。」の二人のひとことがうれしい。学年末の気忙しさくらい僕も知っている。だけど,こうして集まってくる。僕は,どんな時でも仲間と一緒に居たいと思っている。連中に愛想を尽かされないように気をつけなくっちゃ。

またおいで。

5月の10連休は「みんなで黒ラベル1000本飲もうウィーク」をするつもり。

薩摩と対馬の焼酎があと3本,唐津の苺がもう1盛り。明日からゆっくりと味わわせてもらうよ。壮,隆啓,そして昌志とキリ。ありがとう。かならずまたおいで。

薩摩の春の風,今,此処に立ち
これは浩(涼風)の句。