球春は相浦にも

「達富さん,きっと市立和歌山に感動していることと思います。」とか,「ひいきの高松商の見事な姿に春のビールがすすんでいることでしょう。」とか,午前中から僕に届くメールは球春の便り。みんな僕が甲子園で酔っていると思っているらしい。

ところがどっこい。

僕は部員10人ほどの野球部の試合に来ている。守りのときの三塁側ベンチはがらんとしている。といって、一塁側もそれほど多いわけじゃない。スタンドに鳴り物はない。

ここにも球春。

おい,球児たち!イチロー選手がバットを置いたって知っているかあ。お前たちも一塁ベースまで全力で走り抜くんだぞ!塁間は甲子園もシアトルも相浦も27.431メートルなんだから。

帰り道,夕焼け。

僕の携帯電話には写真がいっぱい。坊主頭の高校生,九州の仲間,駅前の蕎麦,商売道具のかばん,家の近くの夕景など,いろんな写真がつめこんである。

神様きょうもいちにちをありがとうございます。

甲子園も相浦もシアトルも,明日,天気になあれ!