大村湾を右手に見ながらのJR。そう,つまり,きょうは時津東小学校をたずねる日。
この青い列車が大好きだ。
そして,この小学校の玄関,靴箱,職員室と校長室。
きょうもたくさん語り合った。
のに,語り足りなかったのは,夕方の報道のため。
残念。残念。ざんねーん。と叫びたいくらいの帰り道。
2月28日が最後のいちにちになることに整理がつかないのは子どもばかりではない。教師たちのやりきれなさは推し量れない。報道を耳にした担任たちは涙を流した。
4月の学級びらきにはじまり,3月まで。わたしたち教師は,「どう終わるか」を考えながら日々教えている。
「終わる」というのは,次の学年に子どもを渡すということ。
子どもにとっては,「ぼくたちこの一年間,学びきったよ。」と子どもが胸を張って次の学年に進むということ。教師にとっては,一人一人の一年を一人一人に言語化して贈ることだ。
3月はその時間。そのいちにちが突然やってきた。しかも,明日。
分かる。全部,分かる。だからこそ,やりきれない。
わたしたちの教室が,未来に開かれる教室であるために,明日をちゃんと終わりたい。