自動詞と他動詞,さりげなく自動詞。

グループでの話し合いは「始める」のか,「始まる」のか。

このことは,拙い論文で「学びを立ち上げる」のか,「学びが立ち上がる」のか,というテーマで論じたことがある。

もちろん「立ち上がる」である。

教師が一生懸命「立ち上げた」ところで,子どもはお客さんになるだけだ。といって,子どもの誰かが「立ち上げる」のも十分ではない。

うずうずするような,身体の中に「学びたい」があふれるような,「ほら!」「じゃあ!」って言葉が漏れ出てきそうな。そんなとき,学びが「立ち上がる」。

自動詞。

わざわざではなく,さりげなく。

さてと,今夜も美味しいお酒。気分を盛り上げるのではなく,気分が盛り上がる。さりげなく。