平戸がはじまる

きょう,平戸の勉強会が産声を上げた。規模を小さくして仲間内だけの会にしたのはもったいなかったけど,こんな時期だからやめるのではなく,こんな時期でも始めたことに大きな拍手だ。

3時間。心地いい時間が過ぎた。「また来ます。」の言葉が伝わっただろうか。玄関まで見送ってくださった笑顔をいつまでも続いた両手のさよならは「また次も,」のメッセージだと受け取って左折した。角を曲がってルームミラーの姿が消えるまで,両手の動きは続いていた。

感謝。それだけだ。

帰り道,平戸大橋を眺める場所に来た。

この場所ははじめてだ。そんなに離れたようにはみえない海の流れの向こうが平戸。海流の先をじっとみつめるように聖堂が建つ。

きょうの僕の仕事は平戸の子どもたちに役立つものになったんだろうか。

日が暮れる。

国道を走りながら,ふと考える。きょうの僕の仕事は平戸の子どもたちに役立つものになったんだろうか。

その答えを確かめるためにも,「また来ます。」の声を残して国道を走る。途中,沈む夕日に天主堂がたたずんでいた。

神様,きょうも一日をありがとうございました。ありがとうございました。