30年ぶりの喫茶店 充実の「長崎に学び合う日」の翌日。僕は30年ぶりに喫茶店をたずねた。 まだやっているんだろうか,とちょっと心配もしながら。 僕のことをよく知っている人からすれば,「達富が喫茶店?」「煙草も吸わないのに。珈琲の味も分からないくせに。」「そこは居酒屋じゃないぞ!」だろう。 そう,僕に喫茶店は似合わない。だけど,ここだけは違う。30年前,五島列島から長崎に出てきて,買い物をすませたあとは,冨士男なのだ。