みなさん あのね

月曜日。昨日の晴れ間がなかったかのように、土曜日のような音に目覚めた。また、降ってきた。みなさんの町が無事でありますように。仲間の暮らしが平和でありますように。

4時30分、これからミサに与ってきます。

さて、自宅に戻り、NHK。長崎商業と熊本工業、どちらもいい試合に浸ってほしい。九州勢のたたかい。

ここまでは朝の「たつログ」。

夏季休暇最後の一日,長商が勝って気分のいい僕は,肥後守で鉛筆を手入れすることにした。雨は同じ降り方ではない,絶えずその大きさを雨音と肥後守が木を削ぐ音の重なりを楽しんでいると,小さくオートバイの音。

「こんな豪雨の中でも郵便屋さんは走っているんだ。」

革のエプロンについ削り片をはたいて,届いたたくさんの郵便物を仕分けるのも休みの日の醍醐味。

プラハの友のバチカンからの葉書。うらやましい。さっきまで会っていたシスターからの祈りの葉書。これは手を洗ってから。クレジットカードの明細はどうでもいい。楽しみにしている月刊誌の9月号。これは今夜の食後の楽しみ。と,かつてのゼミ生からの封筒。

4期生。苗字の中の一文字を取り出してつけたニックネームは「ぐ」。大阪に暮らすぐ。ぎっしりと思いが綴られた8枚の便箋。僕が集めていることを覚えてくれていて,気にかけてくれていたことがよく分かる手拭いが一枚。そして,小さな教師の大きな仕事がいっぱいつまった学級通信。

やられた。「みなさん あのね」。

大学4年間のうち2年間を達富ゼミで過ごしたぐ。僕のゼミは毎週1枚の文集を発行していた。誰もがいつでも書くことができるようになるため。誰もが読み手として他の表現に心を重ねることができるようになるため。生涯,書き手として,読み手として,言葉の近いところで生きていくことができるようになるため。言葉で語ることを厭わない人になるため。2年間続けてきた。

それを,今も形をかえて続けている。それが「みなさん あのね」。ぐの成長を心から賛美したい。ぐの誠実さに心から感謝したい。ぐの謙虚さに僕が学んでいる。

8枚に綴られた思いはしっかりと受けとめた。約束する。「京都指月会」の合宿をしよう。十分な感染症対策をしてやろう。涼しくなった頃,京都か九州のどこかの静かなところでやろう。24時間,学び続けよう。必ず実現しよう。だから健康でいよう。

経験年数や立場やお金なんかとはまったく違うものにふれたぐからの便り。ありがとう。ぐの「おうち 終わりの会」に僕が登場することがあればうれしいなあ。なほやなおこも元気かあ。

と,ここまでが午後からの「たつログ」。

いつもいつも,一つ先を案内してくださっている神様ありがとうございます。もう一つ先に導いて下ってありがとうございます。