研究につながる「?」と「!」

研究なんて大げさなことじゃなくていい。日常から「?」を気づいて「!」をさがす。これは虫取りや魚釣りから得た自然とのつきあい方。

そんなことを研究室で語っていたのを思い出してくれたのか。かおりさんから届いたメール。

「息子が1歳のときから、読んでほしいというときは絵本を読み、就寝前にも読みきかせることが習慣になっている。始めのころは、私が図書館で選んで借りてきた本やすでに家においてあった本を子ども用の本棚に並べていた。しかし、徐々に自分で絵を見て選んだものを借りてくることが多くなった。
 最近では、気に入った絵本を何度も読んでほしいと持ってくることや自分でページをめくって一人で読んでいる姿がみられた。気に入った絵本は始めに読んだときに続けて2,3回繰り返して読むこともある。また、何日にもわたって、10回以上繰り返し読むことはよくある。何度も読んだ絵本は、ほとんどを記憶しており、私が読んでいるとページをめくるタイミングもぴったりになる。絵本以外でも、日常の息子の言語の習得については著しい成長がみられる。初めて聞いた言葉はすぐに意味を聞いたり、日々使っている言葉が増えていたりする。」

この親子のコミュニケーションには「?」がいっぱいあるんだろうな。そして,夕飯の時,夫婦で「!」を語っているんだろうな。

と妙に分かった気分になっている僕は,片道90分の車の中で「?」と「!」を繰り返している。