祥月命日-酒のみともだち

友と別れた2月。

今晩あたりに息をひきとりそうです。先生には伝えとかんばと思いまして。」「本当の話か?あの人は死なんよ。死なせたらあかん。」「うん!昨日からなかなか死なん。本当強い!」「死なさんといてくれ。」「了解しました。」「復活させてくれ。」「さっき焼酎飲みました!1ヶ月ぶりに!しあわせそうにみえました!焼酎を命の水って言ってたから復活するよ。」「いい話。復活を心から応援し、心から信じています。たのむ。」「最後にセブンも間に合って,焼酎も飲んで 7人の子供に囲まれて,幸せそうでした。」「ありがとう。みんなが落ち着いたら海に酒でもまきに行くよ。かあちゃんを大事にしてやってくれ。はなえも心が痛いだろうから守ってやってくれ。あいつの披露宴で《大好きな親友の犬塚虎夫》と言ってやったことくらいが孝行だったかな。夏に高校野球を見ながら一緒に飲めたのがうれしくも懐かしくも悲しいよ。しん、親戚連中をまもってやってくれ。犬塚虎夫、バンザイ!」「バンザイ!先生の事話したら嬉しそうに…うなずきよった!また飲みたそうに!」

そう,ナレーターの松平健も「虎さんの飲みともだち」って言ってた。飲みともだちなんだよ。でも,まだまだ飲み足らんよ。飲み足らんよ,まだまだ。

こうなったら,三人分,生きてやる。