ひとつの区切り

教育学研究科,達富ゼミ最後の院生の論文審査とそれに先だって行われた研究発表。

彼女とのゼミはかけがえのない時間であったことを再確認した研究発表だった。ぼくのわずかな言葉をしっかりととどめている記録。ぼくの偶然のひらめきをきちんと再現できる記憶。ぼくの小さな指導をこれほどにって思うくらいしなやかに紡ぐ創造性。その集大成であるこの研究論文は彼女にとってできあがって当然のできばえなのだろうが,ぼくの指導計画を遙かにこえる秀逸なものだった。

できあがっておめでとう,よりも,ありがとうを贈りたい。