ばけばけ、「なので」

2月19日、第99話。

松野家からなくなった「焼き網」について正木が探偵ふうに推理していく。最近、「ばけばけ」がちょっと面白くなくなってきたなあ、15分間が退屈になってきていた僕だったが、きょうは少し反応した。

それは正木が推理の後段、「なので」と言ったから。

NHK放送文化研究所のホームページには次のようなQ&Aがある。https://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/term/117.html

Q「なので」ということばの使い方がおかしいと言われました。

A「なので」には2種類あり、「退屈ナノデ出かけてきます」のように1つの文の中で使われるもの(「文中ナノデ」)と、「退屈です。ナノデ出かけてきます」のように前の文を受けて次の文の頭で使われるもの(「文頭ナノデ」)とがあります。このうち「文頭ナノデ」は、使われ始めてからの歴史が浅く、違和感を覚える人もいます。

「ばけばけ」は明治中期の話なのに、自然と「なので」を使った書生の正木のしゃべりに違和感を覚えたわけ。

ただ、脚本家のふじきみつ彦さんは、随所に言葉の遊び心を散りばめているから、脚本としての流れに不自然さはない。

それを言えば、ヘブンさんが求める「ビール」とは何かを探し、思い巡らせるおトキが友人の「サワ」を連れてくるところなどは失笑するしかない。明治時代にサワーはあるはずがない。「好いちょる」を虫の音のスイーチョンと重ねるところなどはふじきみつ彦ならではの言葉あそびなんだろう。

ただ、今朝は「言葉あそび」ではなかったから反応してしまったんだ。

「だから」「やけん」「だけん」いろいろ考えられそうだけど、「なので」はちょっと馴染めなかった僕は、今から再度、録画を見るつもり。

ということで、最終回が来てほしくないなあと、2月を惜しんでいる。