正直だったから

ただひとつのこと。ただそれだけ。

いい授業をしたい。いい授業に子どもを。いい授業で子どもを。いい授業。

自分がすることだけではない。いい授業があたりまえになるといい。どの子どももいい授業に学べるといい。毎日がいい授業であふれるといい。

それだけ。それだけだから、そのことに向かって僕たちは膝をつき合わせている。それだけ。それだけなんだ。

それがどこの地であっても。誰とであっても。そんなことは関係ない。いい授業をしたい愚直な先生と僕は歩いていきたい。それだけ。ただそれだけ。

最終列車に僕は少し弱気になったり、少し意地を張ったり、少し悲しくなったりしながら、やっぱり僕はいい授業を探してる。いい授業にあこがれている。