北の大地はどこまで白く

予定していた羽田行き第1便は十勝平野の霧のためとかち帯広空港に着陸できず,上空をくるくると回って天気と相談しているらしい。確かに,僕が立っているここも霧でほとんど見えやしない。すっと風が動いたときに見せる白い木立は凜としている。

上空の飛行機を見ようと(見えないから着陸できないんだけど),空港の外に出ると,二日前には気づかなかったトトロ。

スケールが違う。そういえば,ここはすべてのスケールが違う。昨夜,こっそりと深夜徘徊しておとずれた帯広市内の銭湯もびっくりした。本当の温泉につかる地元の人と話ができた。「十勝のよさを知ってもらいたいけど,あと5年はかかる。」とのこと。5年住めば,十勝のよさを語れるようになるらしい。

ほんとうにそんな気がする。

 

2018年2月11日 | カテゴリー : 旅の途中 | 投稿者 : Paul.TATSUTOMI