研修室は畳敷き。本気という言葉しか見あたらない。足のしびれも少しばかりの窮屈さも感じない。子どもが学ぶ教室を見つめる本気の教師の姿はそれだけで力強い。
天草で学びはじめて5回。あまくさ国語教室の会も落ち着いてきたようだ。誰もが名前で呼び合えるようになった。今夜は新しく若い先生が2名。そのあとの年忘れの会も和やかだった。
とその時、赤城ィがくれたお土産。
天草銘菓と言えば「赤巻き」。これは牛深高校発案の「青春巻き」。「あおまき」と読む。牛深産のあおさがお餅に練り込まれていて、口に入れたとたん海の香りがする。美味しい。
お酒のあと、寅さんが隣にいそうな感じの部屋に戻ってから熱いお茶で二つめをいただいた。
やっぱり美味い。あまくさ。人がこの味を育てている。