時津町の時津小学校を目指して天草からフェリーとバスを乗り継ぐ。
この切符が旅情を深める。機械を通す改札にはない柔らかさにあふれている。途中,小浜で乗り継ぐ。
諫早に着くまでどれくらいの時間がかかったか覚えていないけれど,疲労感はまったくなし。はやる気持ちで長与駅下車。
さて,数分後には6年生の教室に立っていた。小学生の単元学習の中に見られるグループ談話の深まりを省察しながら,子どもたちの語彙使用の傾向をとらえる。
見栄えのいい45分の授業をまとめるのは難しくはないけれど,きょうははこべらの仲間に「単元」と「語彙」を知ってもらいたいからあえて着飾らない授業。参観してくださったかたがどのように授業を見たかは分からないけれど,自分としては会心の単元。
子どもをやすく見積もらない。子どもに恥をかかせない。子どもをできるようにする。きょうだけ教えるのではない。言葉のちからをつける。と,いろいろ,さまざま,かぞえきれないことをめぐらせながら,子どもと言葉の交換としての授業をした。
また,この教室に立ちたい。今はそれだけ。
さて,夜は駅前でがぶ飲み。みんな仲間。はこべらの花が咲きました。
あれ?花ちゃんが僕の列車に乗ってる?