一日のはじまりが花 仕事を始める前に贅沢な自然に見つめられた。僕よりもうんと大きな自然が僕を見ている。僕が眺めはじめる前から、この花は僕を見ていた。 僕が発見したのではなく、花が先に此処にあって、此処から僕を見ていた。 だから、「すごい」じゃなくて、「きれいだなあ」でもなくて、「ずっと此処にありつづけていたんですね」と語りかけたくなる。「僕が見るより先に見ていてくださっていたんですね」と。 これって、謙遜の中に生きていることに近いと思う。