新聞を変えたことを言い訳にいちゃいけないんだけれど,見逃していた。
5月15日の朝刊で知った。4月19日,皆川達夫さん帰天。
シューベルトの楽興の時 第3番 ヘ短調。日曜日の出勤はラジオのこの曲から始まる。そして「ここでお別れいたします。みなさん,御機嫌よう,さようなら。」で朝と調える。
「たつログ」のカテゴリーにある「ごきげんよう」も皆川さんの真似。僕のon-line授業の動画の最後の「みなさん,ごきげんよう。」もそう。
皆川先生の肉声は,オラショ研究のお話しで何度か聴いたことがある。柔らかくも本物を伝えるその声に,研究への姿勢,かつ「出たとこ勝負」という言葉に込められた「導かれている」という謙遜が伝わる。
パライソでもきっと人生を感激されているに違いない。
「ここにお別れいたします。みながわさん,御機嫌よう,さようなら。」