島原半島,口之津の港が新しくなった。寅さんが座っていそうな以前のターミナルから,すっかり近代的な建物に変わった。以前はここでクリームパンを食べながら舟を待ったものだと,かつてを懐かしみながら,だけど,9ヶ月ぶりの天草に心おどらせている。
舟を下りてからはナビなど不要。懐かしさのあまり,風景を見ながらついゆっくり走ったり,あるいは少々急いだり,ぎこちないようなそうでないような運転でいつもの松屋さんに到着。
窓が開いている部屋がいつもの一番部屋。
午後の勉強会では,写真を撮ることも忘れるくらい学び浸った。
新しく配布された「熊本の学び推進プラン」の趣旨を間違えないように,だけど,この研究会が重ねてきた学びの軌跡を尊重しながら,「これからの天草の教室」に向けて,私たちの研究を重ねていく。
ということで,
【単元終了時の子どもの姿】の欄には,Bフレーズを働かせてAフレーズを育成した姿を,
【単元を通した学習課題】の欄には,Cフレーズの学びがいのある言語活動を,
【本単元で働かせる見方・考え方】の欄には,Cフレーズの属性を端的に示した上で,Aフレーズのキーワードと重なる扱う作品や題材の具体的な特徴とBフレーズの思考行為動詞を,
それぞれ記述すると,これまでの研究が活かされたものになるように思う。
ということで,翌16日。
各校から1名のみの参加という限定参加で開催された研修。天草のすべての学校からの参加。
70分+30分の僕の講演はどうだっただろう。手応えがなかったわけではないが,みなさんの日常に役立つものになりたいと思えば思うほど,自分の話が情けなくなる。それなのに,ありがたい謝辞。過分な謝辞,工夫された謝辞,「たつログ」まで引用してくださり,感謝ばかり。
口之津の港に戻ってきた頃にはすっかり日も落ち,この二日間の充実に満足している僕がいる。さあ,これから2時間ほどの運転。ひとつひとつを思い出しながら,次の天草の計画を立てる。
神様,きょうもありがとうございます。人とのつながりに感謝しています。朝の大江教会も静かな中に人の中に生きていることを思い起こさせてくださいました。