「考える」ことを考える

「積極的に取り組み,努力する力」を身に付けた女の子の冬休みの宿題が届いた。その文章には,「ということは」を使って考えることが効果的だと書いてあった。そして「ということは」の構文を楽しんでいる。

だから,返事を送った。

「ということは」は思考を多面的に繰り広げるためのいい言葉です。
「つまり」につながります。
ただ,「つまり」を使い切るのはなかなか難しいので,まず「ということは」で思考を二文構成にすることに慣れましょう。
「ということは」に慣れてきたら,「そのことを根拠にして考えると」です。
「ということは」の前が根拠,「ということは」と同時に頭の中ではたらかせているのが理由づけ。そして,理由づけに導かれる「ということは」に続くのが主張です。〇〇さんは,「根拠」を探して,それをしっかりと組み合わせて「理由」づけ,自分のことばで「主張」しようとしているのです。伝わるように「創る」という思考ができつつあるのです。

こんな日は気分がいい。子どもが考えることを楽しんでいる姿は応援したくなる。

今年はもっともっと教室を訪ねたい。

ところで,なかなか面白いサイトを見つけた。お時間があるときにどうぞ。小学生中学生が見ても「考える」ことを考えられると思う。

click→ https://www.mitsumura-tosho.co.jp/kyokasho/s_kokugo/interview/shimomura/video.html