天草に行こう

仕事を午前中に済ませて、昼から天草に行こう。

鰹の燻製と天草の地の小エビとあさりとイカの入った渚カレーを食べよう。

そして、苓北町の小学校で熱い仲間と語り合おう。

「《私の問い》を立てるのに枠はあったほうがいいですよね。うまくいったんです。」

「どんなことでも《問い》にするといいです。このいざないは《問い》はもちやすいかもしれないけれど、学びにつながらないこともあります。きっかけの《問い》と呼んでもいいかもしれません。」

「この前の単元では、赤い部分から《問い》を立ててみようと言ったり、青いところから《問い》を立ててみようと言ったりしたのですが、これが子どもにとってすうっと入っていきました。」

「赤い部分とは指導事項のこと(Aフレーズ)ですよね。教科書の[たいせつ]にもつながる《問い》になりますから学びに直結します。青いところとは言語活動(Cフレーズ)。子どもにとっては今からやろうとすることですから、この《問い》は活動に直結します。もちろん緑のBフレーズ(思考操作)にかかわる問いは、まさに課題解決のための《問い》ですから、だれとでも交流できる《問い》です。」

こんなやりとりに夢中になれた30分間。

「説明文を読む単元の《問い》が大きくなりすぎるような気がするんです。悪くないんですけど。」

「物語を読む単元では言語活動モデルを作成します。説明文を読む単元も同様です。言語活動モデルから《問い》を立てると、学習用語に引っ張られすぎた抽象度の高い《問い》になることは少なくなります。教師が言語活動モデルをつくったときに使った説明文は、子どもが実際に読む説明文とは異なりますから、説明文の内容のコピーにもなりません。どのように説明文を読むのかという、まさに「説明文を読む力」に重なる《問い》になります。」

残りわずかな時間だったけれど、こんな話を共有できた15分間。

熱くなりすぎて写真を撮ることもできなかったけれど、とにかくこの時間は大事な時間だった。

天草に行こう!この決断はきわめてよかった。

もちろん、そのあとも最高。

神さま、きょうもいつくしみをありがとうございます。苓北、また来ます!