大分。先週の土曜日に続いてきょうも大分。ホルトホール大分は交通至便で整った場所。ここで先生たちと学ぶ。ありがたいことだ。大分の先生たちの聞き手としての表情の豊かさは何よりものメッセージだ。
「退屈な話だ!つまらない!」というようなメッセージとしての表情ではない。そんなものはここには存在しない。
「そう!それ!」「そこそこ!」「たとえば?」「じゃあ?」「なるほど!」「つまり!」これらのメッセージが表情に乗せられて届く。最高だ。
表情や表現は身体性だ。それはすなわちその人の人間らしさでもある。大分の先生たちの「らしさ」はこの情熱的なメッセージそのものだ。
だから欲ばってしまった。ついつい話したくなり過ぎてしまった。2時間もいただいたのに、僕の中では40分くらいにしか感じない。「もっと、もっと」が降り注ぐ。
だから夜。熱いメッセージの第2部。もちろん語り合ったんだけど、語り合った熱さとともに、開いてくださった懇親会がたまらない。「これをお通しと呼んじゃいけないでしょ!」と、目を疑うようなお通し。はじめてだ。浜ゆでの甘エビを七輪で焼いて食べるお通しなんて。そしてそして、お皿のそばまで泳いできたような鯖や鯵が惜しみなく身を晒している。どこまでか素材の味でどこからが秘伝の味付けかさえ分からないような絶品!中津唐揚げに鳥天。煮物にも焼き物にもさりげなくかぼす。素材の味を引き立てる。
麦焼酎にかぼすを滴らせて飲むのは最高だ。杯が重なる。満喫、堪能、大満足。普段は箸をつけることのないご飯ものまでたいらげた。ご飯ものと言ってもこれまた新鮮な豊後水道のにぎり寿司。
美味しいものをいただき、熱い教師の話に花が咲き、一人一人の先生方の「らしさ」を心の中に染み込ませることのできた大分。ありがとうございました。先生がたの誠実な「つまり!」のお返しに、僕の冒険的な「それから、それから!」を贈ります。またお会いできる日をほんとうに楽しみにしています。