小さな大仕事

あたりまえのことを丁寧に組み立てることがどれくらい値打ちのあることかを見せてもらったきょうの研究発表会。ありがたい経験だった。

えらそうに言うなら細かいことで気づいたことはたくさんある。でも、それらは本当にどうでもいいことばかり。人は他に告げることがなければ、細かいことでもほめたり、細かいことから小言を言ったりするんだろう。

だけどきょうは言いたいことがどんとど真ん中にある。大きな大きな本物がど真ん中にある。だから本物のことしか話題にならない。どうでもいいことは本物の前では何の力ももたない。

この学校で、「学校」というものを見せつけられた。学校というものが動き出す「今」を見ることができた。今がつくる「本当の枠組み」が見えてきた。

小さな大仕事をなしとげたこの年下の校長に何度も言ってやりたい。何度も言い合いたい。何度だっていい続けたい。言い続けられる。学校ってええもんやなあ、って。

それにしても今年は京都の紅葉が近い。