時の流れの便り

「長崎はだいじょうぶでしたか。」便りが届いた。「うん,だいじょうぶ。」とうなずいた。

「きっと近しいたくさんの方がおたずねだろうと思ってひかえていました。」メールでことばを綴る指が見えるようだ。「ううん,ありがとう。」と言ってみた。

小学校のとき,ともだち100人作りたいと思っていた。おとなになるまでには100人じゃたりないくらいのともだちに包まれたと思ってる。ともだち何人かなって指を折って数えやしないけど,ぼくは今のつながり、このつながりをずっと大事にしたい。

ジョバンニが牛乳瓶をもって走り出したみたいに,ぼくも「元気です!」ってかけ出したくなった。