晴れの舞台は子どもたちにも教師たちにも同じように分け隔てなく与えられた。それは何よりも尊いことだと思う。
思ったほどにグループがはずまなかったクラス、いつもの力を発揮できたクラス、いつも以上に学びを深められたクラス。
いろいろあるからリアリティがある。これが教室の事実である。
「僕の授業の何がいけなかったんですか」、「どうしてうまくいったのか分からないんですが」「もっといい授業をしたいんですが」。
こんな問いが繰り返された今夜の懇親会。あなたたちの授業がまぎれもない教室の事実だったから生まれた問いである。
事実を謙虚に語れる教師たちに惜しみない拍手を。
もうひとつ。西岡加名恵講演は圧巻だった。難しく感じさせることなく、ほんとうに平易平明な話の運び方に、むしろ、「ほくはなんて理解力があるんだろう」って思いそうになってしまう。聴衆の一人一人に熱気のきざしが見られたのがうれしい。この地に西岡ファンがまた増えた。明日の授業を考え、この講演に学ぶひたむきな教師たちにも惜しみない拍手を。
そして西岡加名恵先生に感謝を。